7月降水量 4日間のみの40㍉/宮古島地方
平年値の3分の1以下/向こう1週間も少雨
宮古島地方気象台で7月に雨を観測したのは、台風7号が接近した12日のほか、にわか雨が降った5、8、9日の計4日間のみで、13日以降は観測されていない。降水量は12日が29・0㍉、5日は0・5㍉、8日は5・5㍉、9日が5・0㍉だった。同気象台ではこのような状況を踏まえ、7月26日に少雨に関する情報を発表し、農作物や水の管理などに注意を促している。
今年の月別降水量を見ると、最も多かったのは4月の213・0㍉、次いで5月の155・0㍉。6月までで最も少なかった月は2月で59・0㍉だった。
2日現在の宮古島地方週間天気予報によると、5日までは晴れ、6、7日は晴れ時々くもり、8、9日はくもり時々晴れで、雨の予報はない。
宮古島地方気象台では少雨について、台風7号通過後の7月14日ごろから太平洋高気圧が沖縄付近に停滞していることが原因と指摘。しばらくはこの状態が続く見込みであることから、向こう1週間でまとまった雨が降る確率は低く、にわか雨程度にとどまるのではとの考えを示す。
1938年の観測開始以降、宮古島の7月の降水量が最も少なかったのは03年の8・0㍉。次いで57年の9・9㍉。最近では11年が38・0㍉と今年を2・0㍉下回る降水量だった。観測史上、7月の月間降水量が40㍉に達しなかったのは57、63、83、92、98、03、04、07、11年の9回。