「海水浴、良い思い出」/白川町児童
市長に宮古の感想報告
下地地区の児童との海山体験交流で、岐阜県の白川町から宮古島を訪問している児童25人と引率者6人が8日、市平良庁舎で下地敏彦市長を表敬し、滞在中の感想などを述べ、宮古島に関する質問などもした。
参加した児童を代表して安江柊人君(佐見小6年)が「沖縄本島からとても遠くて驚いた。とてもきれいな海での海水浴は良い思い出になった。白川町に帰ったら、海を汚さないために川を汚さないなど宮古島のことを考えて生活したい」と話した。
豊本ことみさん(白川小5年)は「宮古島の海はきれい。白川町のエメラルドグリーンの川もきれいで、両方とも自然の宝物だと思う。今回の交流で自然を大切にする心をいつまでも持っていたいと思った」と感想を述べた。
一行の団長を務める同町中央公民館の纐纈守章館長は「この交流で白川町から10年間に200人以上の児童が訪れた。これは市の教育委員会や保護者の理解と支えによるもの」と謝意を述べ「さらに交流が深まるようにと今回は児童数を25人に増やした。この滞在で子どもたちは宮古島の文化や風を感じ、友達もたくさんつくることができた」と述べた。
質問時間には子どもたちから「宮古島は台風が多い。一番大きな台風と被害はどうだったか」「宮古島は暖かいけれど、これまで一番寒かったときの気温は何度か」などの質問が出た。子どもたちは下地市長の答えを真剣な表情でメモしていた。
下地市長は「それぞれ住んでいる環境が異なる。その違いを知り、考えてほしい。帰ってからも宮古島でできた友達と交流を続け、お互いのことをさらに良く知ってほしい」と話した。
体験交流3日目を迎えた児童らはこの日、宿泊先の県立宮古青少年の家で退所式を行い、午後に宮古島から白川町に向け出発した。