11/24
2024
Sun
旧暦:10月23日 友引 辛 
社会・全般
2013年8月21日(水)9:00

綾道(砂川・友利コース)が観光客らに人気

地図手に歴史散策/元島や上比屋山が身近に

 宮古島市教育委員会が選定した城辺の綾道(砂川・友利コース)が脚光を浴び始めている。イラストをふんだんに使った綾道マップが話題を集めており、主に子どもたちの歴史・文化活動などに役立てられている。観光客もマップを使って友利元島遺跡や上比屋山遺跡、金志川豊見親屋敷跡遺跡などを巡る歴史散策を楽しんでいるという。綾道マップは市役所各庁舎や市中央公民館で無料配布されている。


 綾道は「市neo歴史文化ロード整備事業」で整備した。一括交付金(約2800万円)を活用して発掘調査、文化財の保全および周辺整備、既存施設の修繕、案内板設置、マップのデザイン・製本・印刷などを実施した。作ったマップは1万2000冊。

 綾道マップに記載した散策場所は友利元島遺跡(埋蔵文化財)をはじめ▽友利のあま井(県指定有形民俗文化財)▽金志川泉(市指定史跡)▽ンニマムトゥ(嶺間御嶽)▽ウイピャームトゥの祭場(県指定有形民俗文化財)-など。

 そのほか、うるか、友利のクイチャーの踊り方、友利獅子舞をイラストで解説している。津波除けの神事「ナーパイ」の由来、密貿易などを行ったとされる海賊「倭寇」、友利元島遺跡から出土した「貝斧」、焼き物の「カムィヤキ」などについても文献を活用して詳しく紹介している。

 市教育委員会では2021年度にかけて伊良部島を含めて15の綾道コースの整備を計画。完成したマップは事業所などにも置いてもらい、観光客に利用を促す。生涯学習振興課文化財係では「観光客だけでなく、地域住民をはじめ多くの宮古島市民に利用していただきたい」としている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!