社会・全般
2013年8月23日(金)9:00
料理供え先祖見送る/親族そろい旧盆送り日
旧盆最終日の21日夜、宮古各地で先祖の霊を送る「送り日」が行われた。家々では夜になると庭先や道ばたで土産として果物やカマボコ、菓子などの食べ物や、杖として使われるというサトウキビを供え、親族が集まり先祖を見送った。
送り日は、旧盆初日に迎えた先祖をごちそうで盛大にもてなし、親族が送り出す行事。上野の砂川孔さん(63)宅では市内から親族が集まり、仏壇に煮物や新鮮な刺し身、果物などを供え食卓を囲んで会話を楽しんだ。
午後7時30分すぎ、孔さんの妻洋子さんが、子どもや孫たちと一緒に線香や果物などを持ち先祖の霊を屋外に案内し、歩道に供え物をした。洋子さんは「3日間ありがとうございました。子どもたちも一生懸命勉強するので見守ってください。来年もぜひ来てください」と静かに手を合わせ先祖を見送った。