「補助かん水」が終了
まとまった降雨で干ばつ解消
サトウキビの塩害と干ばつ被害をくい止めるため、7月19日に始まったトラックによる補助かん水は、台風12号によるまとまった降雨により干ばつが解消されたとして22日、終了した。
宮古地区トラック事業協同組合によると、7月19日から8月19日までの1カ月間で1万3801台分を運びかん水した。製糖工場管内別内訳は沖糖5970台、宮糖6187台、伊良部が1644台。局地的にまとまった雨が降った10日まではフル稼働だった。
1台当たり費用は3500円で市の補助が2000円、農家負担が1500円。今回の総費用は約4800万円に上った。
今年はかん水用タンク19基を新しく導入した。既存の50基と合わせたタンクの数は69基。容量10㌧の同タンクを積んだトラックが、給水所と畑をピストン往復した。
宮古島地方は台風7号に伴う7月12日の29㍉以降、降水量ゼロの日が続いた。今月10日から局地的にまとまった雨が降り、一部地域で干ばつが緩和。台風12号が21日、まとまった雨をもたらし宮古の全地域で干ばつが解消した。