来間中存続で請願書と署名
自治会が市議会に提出
来間中学校を廃校にするための議案が4日開会予定の市議会9月定例会に提出されることを受けて、来間自治会(来間得良会長)は28日午後、市議会(平良隆議長)に同校の存続などを求める請願書と自治会内の69世帯(全72世帯)147人分の署名を提出した。
自治会を代表し、来間島の未来を考える会の砂川葉子会長、来間小中学校PTAの砂川三男副会長、住民の国仲昭代さんが市役所平良庁舎に市議会事務局の荷川取辰美局長を訪ね、請願書と署名を手渡した。
請願書では①来間中学校の存続②来間小中学校を存続させ、幼・小・中連携の教育を行うこと-の2点を求めた。紹介議員は新城元吉氏、長崎富夫氏、下地博盛氏、上里樹氏、亀濱玲子氏、前川尚誼氏の6人。
砂川会長が請願書を読み上げて存続を訴えた。「地域住民が合意できる十分な説明がなされていない」と指摘し、このような状況の中で来間中を廃校とする議案が提出されることに「驚きと憤りを感じる」「住民を完全に無視した暴挙」と強い批判を込めた。
その上で「教育委員会はあまりにも拙速に住民の合意のないままに廃校を決定した」「教育を受ける権利を侵害するもの」として廃校の白紙撤回と幼・小・中連携教育の実現を求めた。
出張中の平良議長の代理で請願書を預かった議会事務局の荷川取局長は「議会の常任委員会で審議されることになる」と述べた。
同自治会ではきょう29日午後、市教育委員会に議案の取り下げを要請して同様の署名を提出する。