特別警報の周知図る/宮古島地方気象台など
市民らにチラシ配布
宮古島地方気象台(鈴木和明台長)や県宮古事務所の職員らが30日、気象庁がこの日の午前0時から運用を開始した「特別警報」周知のためのチラシ「命を守るために知ってほしい特別警報」を、市内大型スーパー前で配布した。
チラシで「特別警報はこれまでにない危険が迫っていることを知らせる」警報で、特別警報が発表されたら「直ちに身を守るための最善を尽くしてほしい」と呼び掛けている。
特別警報は大雨、地震、津波、高潮などにより、これまでの警報基準をはるかに超える豪雨や大津波などが予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合に発表し、最大限の注意を呼び掛ける。
特別警報が出た地域は「数十年に1度」しかないような非常に危険な状況にあり、周囲の状況や市町村から発表される避難指示、避難勧告などの情報に留意し、直ちに命を守るための行動をとるよう呼び掛けている。
台風などを要因とする特別警報の指標で「数十年に1度」は沖縄、奄美地方、小笠原諸島では台風の中心気圧が910ヘクトパスカル以下で、風速60㍍以上としている。