開館は17年3月を予定/未来創造センター
図書館と公民館を併設
宮古島市は3日、図書館と公民館を併設する市未来創造センター(仮称)の事業計画と進ちょく状況を発表した。2017年3月に開館を予定し、14年度には旧宮古病院跡地を取得する方針を示した。事業費は30~35億円を見込み、合併特例債を活用する。
取得する旧宮古病院跡地の面積は約2万3000平方㍍で、建物解体後に国と交渉して用地を取得する。
新設する未来創造センターの図書館部分の延べ床面積は3146平方㍍、一般室、児童室、郷土資料コーナー、市史編さん室、書庫などを置く予定。
公民館の延べ床面積は2083平方㍍。ホールおよび研修室、スタジオ、調理室などを整備する。
そのほか玄関ホールや展示コーナーも設置する。
今後の予定は、14年度中に用地を取得して実施設計を策定。15年度に建設工事に着手し、翌16年度内の完成、開館を目指す。
同センターの事業計画は下地敏彦市長や安谷屋政秀総務部長ら市幹部が3日の会見で発表した。安谷屋総務部長は「博物館や学校との連携を充実させるほか電子書籍の貸し出しなども検討している」と述べ、図書館および公民館を利用する市民の利便性向上に努める考えを示した。