紫芋の加工品を試食/友利の婦人会
「なりやまあやぐ」向け開発
紫色が鮮やかな「芋もちや」や「芋団子」「芋ゼリー」「芋ぜんざい」「芋のかき揚げ」が6日、試食会のテーブルにずらりと並んだ。城辺友利のなりやま婦人会(西原昌枝代表)が、「なりやまあやぐまつり」(22日、インギャー)での販売に向け開発した自慢の品だ。試食会は住民や役所職員を招いて城辺公民館で開き、味や出来映えに対する反応を探った。
試食後、参加者一人一人が感想を述べた。
「芋もち」は素朴でなつかしい、おばあの味がする逸品。ほぼ全員が「おいしい」と絶賛した。「団子は一口サイズで食べやすい」、「ゼリーは従来のものとは違っておいしい」-と好評の声が多かった。
一方で「芋の風味がない」、「かき揚げは柔らかく、塩味を少し濃くした方がいい」などの意見もあった。
県宮古農林水産振興センター農業改良普及課の松尾安人課長は「地域で取れる芋を生かした女性たちの活動は、素晴らしい。まつりに来た人たちが、手みやげに買ってくれたらと思う」と、活動の成果に期待を込めた。試食会での意見は商品の改善に生かし、高い品質の品に仕上げることにしている。
友利での加工品開発は、農業改良普及課が主導する「地域農業振興総合指導事業」の一環で行っている。