最優秀に中田君(福嶺2年)/県少年の主張宮古地区大会
16校の代表が熱弁/優秀は狩俣、平良さん
第28回県「少年の主張」宮古地区大会(主催・県青少年育成県民会議、宮古島市青少年育成市民会議)が7日、市中央公民館で開かれた。各校代表の生徒が学校生活、部活動、社会問題など幅広いテーマに沿って堂々と主張した。審査の結果、目指す大人の理想像を巧みに表現した福嶺2年の中田光洋君が最優秀賞を受賞。優秀賞は鏡原2年の狩俣奈生さんと下地3年の平良暁子さんだった。中田君は県大会に派遣される。
大会には16の中学校の代表が出場(多良間中の生徒は飛行機の欠航で欠席)した。それぞれ発声や声量、表現力、間の取り方に気を付けながら発表した。
最優秀賞の中田君は「僕らは未来創造人~白いキャンバスに夢を描こう!~」をテーマに発表。コンピュータープログラマーになるという自分の夢を示し「自分の仕事に『情熱と信念』を持ち、働くことの喜びに毎日が充実する-、そんなかっこいい大人像を、僕はキャンバスに描きます」と締めくくった。
中田君は昨年11月の宮古地区童話・お話・意見発表大会の中学男子の部でも最優秀賞を受賞。宮古代表として県大会に出場して2位に入賞している。
今大会でも目標としていた最優秀賞を受賞し、「感激です。きょうは表情豊かに発表できて、間もうまく取れた。国語の先生や支えてくれた人に感謝しています」と笑顔だった。県大会に向けては「1位になれるように頑張りたい」と意気込んだ。
優秀賞の狩俣さんは朝早く起きて勉強することを習慣化した体験を発表。「習慣が変われば自分を、人生を変えられる」と訴えた。
同じく優秀賞の平良さんは「気づき、考え、行動しよう」という演題で発表した。新聞やテレビ、インターネットで憲法改正の論議に関心を持ち、揺れ動いた自身の心境を語った。「広い視野で物事をとらえ、いま自分にできることを実行していきます」と主張して平和な社会の実現を願った。
会場には父母や学校関係者が多数訪れた。16人の主張に耳を傾け、その柔軟な発想に感心し、発表ごとに大きな拍手を送った。
結果は次の通り。
最優秀賞=中田光洋(福嶺2年)▽優秀賞=狩俣奈生(鏡原2年)平良暁子(下地3年)▽優良賞=伊志嶺元隆(北1年)野原寧々(上野2年)田村海知(平良3年)神谷美月(久松2年)砂川進一(来間3年)徳嶺花蓮(西城3年)友利愛寧(砂川2年)佐久川香菜(城辺3年)松川まりや(西辺2年)西里萌亜(平良2年)安慶田真樹(狩俣3年)玉元彩姫(伊良部3年)上地琉月(佐良浜1年)