11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
社会・全般
2013年9月12日(木)9:00

交通死亡事故1年半「ゼロ」/宮古島署管内

酒絡み人身事故も0件

 宮古島署(宮城英眞署長)管内の交通死亡事故0件が6日で、昨年の3月7日から1年6カ月続き、9日現在も継続している。県内の14警察署のうち、0件を継続しているのは本部警察署の2年6カ月に次ぐ2番目の長さ。また宮古島署は14警察署の中で唯一、飲酒に絡む交通人身事故が1年1カ月と15日継続している(9日現在)。


 共に0件が続いていることについて宮城署長は「継続していることは自治体、関係機関、交通安全ボランティア、地域住民の理解と協力のおかげと感謝している」と述べた上で「しかしながら、いまだに飲酒運転で検挙される人が後を絶たないことから、現状は楽観視できない。警察としては、現状に即した指導と取り締まりを含め、交通事故防止のための施策に強力に取り組んでいきたい」と述べた。

 また、宮古島地区交通安全協会の宮里敏男会長は「お茶の間作戦など地道な活動が役に立っていると思う。飲酒運転根絶宣言事業所の数も増えて、地域の人たちの意識が高くなったことも大きな理由。交通死亡事故「0」が1年半、飲酒に絡む人身事故「0」が1年以上継続している。これはボランティア活動としてもとてもやりがいがある。これからもしっかり活動していきたい」と話した。

 2011年2月1日から始まった「飲酒運転根絶宣言」をしている事業所数も、9日現在で192事業所、4780人で、宮古島署は各事業所で根絶宣言をして、交通安全意識が高くなっていることも「0」継続の大きな要因とみている。

 宮古島署管内では2013年1月1日から9月9日までの飲酒運転検挙数が57件で、このうち酒酔いが5件、酒気帯びが52件だった。また、検挙数全体のうち、21件(酒酔い1件、酒気帯び21件)が早朝の検問によるもので、これが全体の約37%を占めており、宮古島署は節度ある飲酒を呼び掛けている。

 昨年同期の飲酒運転検挙数は69件(酒酔い1件、酒気帯び68件)で、今年は12件減少している。

 県内14警察署の中で、交通死亡事故0件を1年以上達成したのは本部署(7回)、嘉手納署(6回)、豊見城署、石川署(3回)、糸満署(2回)、宜野湾署(1回)と宮古島署の8署。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!