人頭税周辺の環境整備を/アララガマ実行委が市に寄付
「故郷に対する熱い思い」
宮古島アララガマフェスティバル実行委員会の共同代表、豊里盛泰さんと福里正行さんらは13日、市役所平良庁舎を訪れ、下地敏彦市長に人頭税石周辺(平良荷川取)整備などに役立ててほしいと30万円を寄付した。
寄付金は、7月に東京上野音楽堂で開かれた同フェスティバルの収益金の一部で、豊里さんは「宮古出身者の歌手がノーギャラで出演してくれた。われわれの故郷に対する熱い思いです」と話した。同フェスティバルは2003年に、人頭税廃止100年を記念して開催。今回は廃止110年と銘打ち7年ぶりに開催した。
宮古島市や関東宮古郷友会、世田谷区などが後援。国吉源次さんや上地雄大さん、下地暁さん、砂川恵理歌さんら宮古島出身の歌い手14組が出演した。
会場には家族連れや若者ら約600人が詰め掛け。歌に合わせて手拍子したり踊ったりして大いに盛り上がったという。
参加した砂川朝賢さんは「このイベントを通して宮古のアララガマ魂をPRしながら、故郷の文化の振興に貢献できれば」と話した。
寄付金は宮古島市ほか、岩手県宮古市、クイチャーフェス実行委などにも贈られた。