80歳で20本以上の歯保つ
平良さんに「8020」認定証/「食後は歯磨き」
平良西里に住む平良利雄さん(80)がこのほど、80歳以上で35本以上の歯を保ち県の健康長寿社会の模範となる「8020(はちまるにいまる)」を達成したとして、県歯科医師会(比嘉良喬会長)から「認定証」を交付された。平良さんは食後は必ず歯磨きをすると言い「歯が丈夫であれば、何でも食べられる。認定証は宝物」と笑顔を見せた。
平良さんは、虫歯予防や歯の衛生面についてはあまり気を遣わなかったが、35歳のころ虫歯で痛い思いをしたことから一念発起。「虫歯が1本もない強い歯をつくる」と決意し食後の歯磨きを徹底した。
定期的に歯医者に通い歯垢を取り除いたり、食べる時は左右の歯を均等に使うよう心掛けた。
そのかいあって、永久歯32本のうち31本の歯を保ち、毎日おいしい食事で健康な人生を送っている。
「歯の丈夫なお年寄りがいる」と口コミで伝わり、小学校の「歯科集会」に講師で招かれ、児童たちに丈夫な歯を守る秘訣などを紹介したこともある。
認定証を受け「8人の孫にも自慢できる」と平良さん。孫の光さん(13)も虫歯ゼロで「おじいちゃんを見習いたい」と話した。