韓国から観光チャーター便
ゴルフツアー客ら177人/観光協会ら盛大に歓迎
宮古島でゴルフや観光を楽しもうと、韓国からのツアー客177人を乗せたアシアナ航空のチャーター便が18日、宮古空港に到着した。宮古島観光協会(豊見山健児会長)や沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の関係者がハングル文字で「歓迎アシアナ航空チャーター便」と書かれた横断幕を掲げて歓迎した。ツアー客は宮古の「おもてなし」に笑顔で応えた。
高良倉吉副知事や下地敏彦市長、石垣市の中山義隆市長らでつくる県のトップセールス団は今年5月に韓国を訪れ、外国人観光客の誘客拡大を図った。高良副知事らはアシアナ航空の社長と会談し、宮古・石垣島へのチャーター便要請を行っていた。
ツアーは、韓国のロッテ観光の商品。チャーター便の到着は、18日と20日に計画されている。滞在日程は2回とも2泊3日で、この日が第1陣。第2陣のツアー客は170人余を予定している。ソウル-宮古線のチャーター便の就航は2月に次いで2回目。
この日のツアー客には、OCVBが一括交付金を活用して招へいした韓国のテレビ局1社と雑誌4社の計9人の記者が同行している。取材後、ツアー客らが楽しんだ宮古島を特別企画で報道するという。
宮古空港のセレモニーでは、特別舞台で宮古民謡ショーが披露されたほか、同協会の池間隆守専務理事らが、ツアー客に記念の泡盛ミニボトルと缶ビールを贈った。ツアー客は、おもてなしに驚いた表情を見せ、笑顔で記念品を受け取っていた。
宮古島に住む韓国出身の狩俣弘美さん(49)が通訳で活躍した。「宮古に住んで今年で6年目。母国のツアー客に宮古島の素晴らしいゴルフ場や美しい観光名所をアピールしたい」と意欲を見せていた。
ノー・サン・ホウさん(80)は、親子3代の9人で参加。「宮古島は初めて。飛行機から見下ろした海は、とてもきれいだった」と声を弾ませていた。