獅子舞で厄払い/城辺うるか自治会
豊年祭で五穀豊穣祈る
城辺うるか自治会(砂川安功会長)の豊年祭が19日、公民館と砂川(うるか)神社で行われた。昔から引き継がれている十五夜恒例の伝統行事。住民らが公民館と神社の神様にシーシャアラス(獅子舞)やクイチャーを奉納し、無病息災や五穀豊穣を祈願した。
獅子舞は、うるかシーシャアラス会(砂川栄一代表)が奉納した。三線やホラ貝、横笛の音が響く中、若者たちがかねやパーランクーを打ち鳴らしながら勇壮に演舞。2人の若者が左右に跳びはねて獅子をあやつると、獅子舞は最高潮に達した。
うるかシーシャアラスは伝統300年といわれるが、起源は定かでない。三線やホラ貝、横笛などの演奏や踊りの所作などは、若者がしっかりと引き継いでいる。
初めて見たという38歳の女性は「若者たちの活気あふれる姿がいい」と感想を語った。
公民館前広場では、男女が輪になってクイチャーを踊り「ヒヤサッサ」の声を響かせた。会場には、大勢の住民や郷友らが訪れ、盛り上げた。
「うるかのクイチャー」は市の無形民俗文化財で、威勢のいいはやしや歌と手拍子の調和、高く跳ぶ躍動感あふれる所作が特徴だ。
砂川(うるか)神社でも獅子舞やクイチャー、女踊りを奉納した。