教育・文化 社会・全般
2013年9月21日(土)9:00
東西分かれ「ワッショイ」/平良狩俣
十五夜伝統の綱引き
旧暦8月15日の十五夜に当たる19日、平良狩俣自治会(上原正行会長)では地域の伝統的行事の大綱引きが行われた。今年は集落の住民のほか、下地青年会や宮古青年会議所のメンバーが参加。100年以上の伝統を持つといわれる大綱引きを盛り上げた。
狩俣小学校前の県道230号線を封鎖して行われる綱引きには、地域住民のほか、観光客や集落外からも大勢が参加した。雄綱と牝綱が結ばれ、東西に分かれて綱を引き合った。
合計5回の勝負で勝敗を決める綱引きは、4回まで東西ともに2対2のタイ。5回目の最終戦では東西ともに粘り強く引き合ったが、粘り抜いた西が一気に綱を引き切り勝利した。
上原自治会長は「昼まで天候が悪く心配したが、きれいに晴れ渡り十五夜らしい夜となった。外からも多くの人が訪れ喜んでいる。過疎化が進むにつれ綱引きも盛り上がりに欠けていたが、今年は多くのイベント参加もあり大いに盛り上がった。伝統の絆を大事に守っていきたい」と話した。