三線教室を開催/なりやまあやぐまつり
砂川さん、子どもに指導
第8回なりやまあやぐまつりが行われた22日、大会会場には友利集落の人たちの手で作られた「なりやま屋」という茅葺き屋根の練習広場が設けられた。なりやま屋では同集落で三線指導に当たっている砂川武二郎さんの三線教室が開かれ、初めて三線を手にする子どもたちが砂川さんの指導を受けたり、大会出場者らが調弦や予行演習などを行っていた。予選会が行われた会場は早くから多くの催しでにぎわった。
砂川さんは「朝から大勢の人が訪れ喜んでいる。なりやまあやぐに対する関心が年々高まり、大会参加者も増えている。天気が心配だが、今年もよい大会になるだろう」と話した。
大会に合わせて帰省した在沖友利郷友会の友利勝彦会長は「故郷の大会が毎年盛況を博し喜んでいる。友利の生んだ歌がうまく歌えるよう郷友会の会員らも練習に励んでいる」と説明した。
東京で宮古民謡教室に通っているという小塚瑞穂さんは同大会を訪れるのは今回で5回目。今回、初出場した感想を「いつも感動していた大会に出場できたことは本当にうれしい。毎年感極まる素晴らしい催しだ」と話した。予選会のステージでは前日21日に行われた「カギマナフラin宮古島」の出場者ら3団体が飛び入り参加し会場を盛り上げた。