集団健診の受診者減少/13年度
市が受診呼び掛け/平良保健センターで来月4日まで
2013年度特定健診などの集団健診受診者数が前年度に比べ減少していることから、宮古島市では未受診者に積極受診を呼び掛けている。昨年度の集団健診受診者数は2878人だったが今年度は今月27日現在で2280人に止まっている。集団健診は今後10月4日までとなっていることから市国民健康保険課では「対象の未受診者は誰でも受診できるので期間中にぜひ平良保健センターで受診してほしい」と呼び掛けた。
集団健診の受診者数は、特定健診(40~74歳の国保加入者)と健康診査(20~39歳の国保加入者、20歳以上の生活保護世帯)、長寿健診(75歳以上と65歳以上の後期高齢医療加入者)の合計数。
同課によると12年度の集団健診は39日間行われ、2878人が受診したが13年度は9月27日現在で2280人となっていることから「今年度は集団健診の日数が33日間しかなく、これまでの受診者数も昨年度に比べて落ち込んでいる」とし、積極的な受診を呼び掛けている。
今後の集団健診はすべて平良保健センターで実施され、受付時間は午前8時30分から同11時まで。
日程と対象地区は、30日が大原1区と東。10月1日が栄、東川根2区。同2日が腰原1区、2区。同3日が冨名腰1区、2区。同4日が東川根3区、4区となっている。
また、対象地区以外の住民でも受診券が届いた対象者で未受診者であれば誰でも受診できる。
2011年度の特定健診結果で宮古島市は、男女ともにすべての健診項目で県平均を上回ったほか、男性は肥満、糖尿病、高血圧で県内11市中ワースト。女性は脂質(中性脂肪)、高血圧、腎機能の尿蛋白で県内ワーストだった。
内臓脂肪型肥満に加え、血圧、血糖、血中脂質のうち二つ以上が基準値を超えている状態を指すメタボリックシンドロームの割合は男性が62・4%で断トツの1位、2位の石垣市(57・2%)を大きく引き離した。女性は6位(24・2%)となっている。
また、国民健康保険課によると、健診を受けて所見を得ても病院にかからない市民が多く、健康に対する意識が低いことや特に40~50代の働き盛りの受診率が低いことも問題視して警鐘を鳴らしている。