2人合わせて「200歳」/狩俣恵茂さん、川満マツカマさん
親族ら長寿祝う
今年百歳を迎えた狩俣恵茂さんと川満マツカマさんの長寿を祝う祝賀会が28日、市内のレストランで、子、孫、ひ孫ら親族が一堂に会して盛大に催された。2人には安倍晋三首相から祝い状が贈られ、長濱政治副市長が伝達した。
マツカマさんは、市内で建設会社を営む「日建」社長の川満和彦さんの祖母にあたり、恵茂さんは和彦さんの妻千代子さんの父にあたる。川満夫妻の呼び掛けで、親族合同の祝賀会を催した。マツカマさんは1913(大正2)年4月30日、城辺下南の出身。また、恵茂さんは同年7月25日、城辺上区の出身で、奇しくも砂川学区での同級生だったという。
祝賀会に訪れた長濱副市長は「お二人の長寿祝いは個人的にもとてもうれしくあやかりたい。戦前、戦中、戦後を乗り越え、子孫繁栄のため多くの家族と広がりを作ったことは本当に素晴らしいこと。お二人のご労苦に対し敬意と感謝を表したい」と祝いのことばを述べた。
両家を代表して川満建助さんがあいさつし、「2人が素晴らしい人生を歩んだことは集まった皆さんがよくご存知。親戚が一堂に集まり、これまでの2人の苦労をねぎらっていきましょう」と呼び掛けた。
和彦さんは「祖母を誇りに思う。家族繁栄の象徴であり、これからも一族を見守ってほしい」と話した。妻の千代子さんは「本当に元気な父で90歳になるまで農業をしていた。今でも身の回りのことは何でも1人でこなせる」と説明した。
恵茂さんの孫山口優子さんは「働き者の元気な祖父だった。素晴らしい精神力が長生きの秘訣だと感じている。みんなであやかりたい」と話した。祝賀会では子や孫による踊りなどが披露され、和気あいあいと祝宴は続けられた。