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政治・行政 社会・全般
2013年10月19日(土)9:00

役所窓口での申請不要に/こども医療費助成

宮古島市 来年4月から実施

 子どもが病気やケガなどで医療機関を受診した場合の医療費を県と市町村で助成する「こども医療費助制度」の受給方法が宮古島市で来年4月から変更される。これまで助成を受けるためには市役所窓口での手続きが必要だったが来年度からはこれがなくなり、保護者の負担が大きく軽減される。


 現行では「償還払い方式」が採られており、保護者が医療機関で医療費を支払った後、市役所の各支所窓口(平良庁舎は4階児童家庭課、伊良部支所は福祉室)

まで出向いて医療機関の領収書を提出するなどの手続きが必要だったが来年度からはこの手続きが必要なくなる。

 来年度から導入される「自動償還払い方式」では、保護者が医療機関で医療費を支払えば、診療記録が医療機関から自治体に送られて、保護者の口座に助成額が振り込まれる。

 受診から支払いまでの期間は、現行の方式同様に最短でも2カ月後の支払いとなっている。

 対象者は宮古島市に住所を有し、健康保険に加入している保護者で助成対象年齢は通院が0歳~小学校入学前まで、入院が0歳~中学校卒業までとなっている。

 市役所に医療費助成の手続きに訪れた保護者らからは「医療費が助成されるのであれば病院で診療費を支払わないようにしてくれた方が一番良い。それでも市役所まで手続きに来なくていいだけでもかなり負担がなくなるので良かった」との声が聞かれた。

 市児童家庭課では「来年3月末までの診療については現行の『償還払い』での対応で4月以降の受診からが『自動償還払い』になるので注意してほしい」と呼び掛けた。

 同課では、年内にも自動償還制度導入に伴う医療機関への説明会を開催する予定。

 こども医療費助成制度とは、子どもの疾病の早期発見と早期治療を促進し、子どもの健全育成を図ることが目的で、県は市町村が実施する同制度について対象経費の2分の1を補助。市は保護者が医療機関で負担した医療費の自己負担分について助成している。


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