羽地歯科を研修施設に認定/日本口腔外科学会
高度な医療を評価/九州、沖縄では初めて
羽地歯科口腔外科医院(羽地都映院長)が10月1日付で、公益社団法人日本口腔外科学会認定の関連研修施設に登録された。民間病院の関連施設認定は全国で2件目。九州、沖縄では初めて。高度で安全な医療技術や充実した施設・設備などを評価した。
羽地歯科の医師は常勤が7人、非常勤が5人。学会認定の専門医も非常勤で勤務する。
がんや顎変形、唾液腺疾患など手術を必要とするほとんどの病気に対応可能。2012年は、約50人を手術した。
同医院にはクリーン度の非常に高い手術室と、入院ベットも3床備える。
6月の書類審査や8月の実地審査を経て、19日に認定証が届いた。
羽地院長は「口腔外科に携わる者にとって、関連施設認定は夢。患者のために頑張ってきて、やっと認められた」と喜びを語った。
スタッフ一同が最先端の医療を日々勉強し、現場に生かしていることも評価のポイントになった。
高度な手術だけでなく、麻酔も最先端技術の一つ。同医院ではアレルギー反応を回避する麻酔薬の選定や、万が一反応があった場合でも即対応できるなど、安全面に万全を期している。
同医院の技術は、島内外の医療機関にも広く知られ紹介状を持参する患者も多い。一方で、地元では認知されていない部分もあり、遠く本土まで治療に行く人もいるという。
羽地院長は「島外での治療は、経済的負担が大きい。当医院の利用で、経済的負担も軽減できる」と話した。