インフル患者数が急増/宮古保健所
予防対策呼び掛け
宮古管内でのインフルエンザ患者報告数が第1週(昨年12月30日~1月5日)の一定点医療機関当たり6・25人となり、前週(昨年12月23~29日)の1・25人に比べ急増していることが県宮古福祉保健所のまとめで分かった。同所では年末年始で多くの人の移動があり、それに伴いインフルエンザウイルスが広がったのではないかと指摘し予防対策を呼び掛けている。
患者数を年代別で見ると30歳代が8人と最も多く、次いで20歳代6人、5~9歳4人、0~4歳、80歳代ともに2人などで、3人の入院患者の報告もある。
同所では20歳以上の割合が高まっていることや高齢者の患者が報告されていることから今後、感染が広がる恐れもあるとして手洗いやうがいの励行、マスクの着用など十分な注意を呼び掛けている。
一定点医療機関当たり 一つの医療機関に1週間で何人の患者が訪れたかを知る方法。宮古地区では人口比から、インフルエンザについては四つの医療機関が指定されている。この医療機関の平均患者数が宮古地区における目安となる。保健所では、1週間での患者数が一定点当たり10人を超えると注意報を発令している。