緑の街角賞に国吉さん宅/市民実践協グリーン部会
平良鏡原 きめ細かな庭造り評価
宮古島市民運動実践協議会グリーン部会(友利吉博部会長)は12日、市役所みどり推進課で2013年度第31回「緑の街角賞」の審査結果を発表した。大賞に当たる「緑の街角賞」には国吉文雄さん宅=平良字下里(鏡原)=が選ばれた。緑化推進賞は小禄博信さんさん宅=上野字新里=、植栽美化賞は佐和田弘道さん宅=平良字東仲宗根=が受賞した。
緑の街角賞は、緑化に対する市民の意識高揚を図ることを目的に旧平良市で1983年に創設された。市町村合併後は市内全域を対象に実施している。
今回は約50カ所について①樹木が良く生長し見栄えのある庭造りか②気候風土や地域性に留意した庭造りか-などの項目で審査を行った。
緑の街角賞に選ばれた国吉さん宅は1994年の「緑化推進賞」受賞宅で今回、「街角賞」に格が上がった。
きめ細かくせん定された塀のツタや門を飾る美しい形のクロキなどが特徴。初夏にはカズラに真黄色の花が咲き、訪れる人を歓迎するという。ブーゲンビレアやオオタニワタリなど鉢の花木も多く並ぶ。
友利部会長は「国吉さんは20年間絶え間なく庭造りに励んできた。せん定や整姿が行き届いている」と評価した。
グリーン部会は「緑の点から線へ 線から面へ」をキャッチフレーズに活動を展開してきた。国吉さんの両隣りも緑豊かな景観を見せていることに関し「国吉さんの庭造り(点)が、線的に波及したと思う」と見方を示した。
国吉さんは「どこにでもあるような庭だが、選んでいただいたことはありがたい。これからも庭造りを楽しみたい」と喜びを語った。
「植栽努力賞」には与儀明さん宅=平良字大浦=、「緑の塀賞」に平良真徳さん宅=平良字東仲宗根=、「緑の景観賞」に新城武男さん宅=城辺字新城=がそれぞれ選ばれた。
表彰式は2月中旬を予定している。