夢実現の体験語る/てぃだフォーラム
トークショーや基調講演
宮古島地域雇用創造協議会(会長・長濱政治副市長)主催の「てぃだフォーラム」が25日、城辺公民館で催された。モデルでNHK朝の連続テレビ小説「純と愛」でヒロイン純の兄嫁役を演じた高橋メアリージュンさんとモデルの前田希美さんによるトークショーが行われ、芸能界で活躍する2人が「夢を追うこと」とのタイトルでトークを繰り広げた。基調講演は三重県多気町まちの宝創造特命監の岸川政之さんが「君が持つ無限の可能性」と題して講演した。また、市公設市場内でカフェ「んまがぬ家」を運営する高校生仕事クラブがこれまでの活動を紹介するなど、多彩なイベントで会場は盛り上がった。
三重県多気町の高校生レストランをプロデュースした岸川さんは「んまがぬ家」の運営にもアドバイスを行った。同店は昨年7月にオープンし、地元食材を生かした商品開発から製造、販売、経理までカフェの経営を一貫して行っている。高校生が主体的に経営に関わり就業意識を高めることなどを目的に活動している。
基調講演で岸川さんはプロデュースした多気町の高校生レストラン「まごの店」を紹介。会場に集まった高校生に「君たちの可能性は無限大だ。変えられない過去にくよくよするなら、未来の夢に向かってほしい。遊びでも勉強でも今やれることを一生懸命やればいい。世の中に無駄なことはない」と述べ、無限に広がる高校生たちの気持ちを鼓舞した。
トークショーでは高橋さんと前田さんが、モデル・タレント活動を続ける中で心掛けていることなどを話した。
高橋さんは芸能界に入るきっかけとなった時の家族の支え、とりわけ父親の協力を紹介した。前田さんは好きなモデルへのあこがれからオーディションに応募したことがきっかけとなり芸能界に入ったことを話した。高橋さんは、降板することのできない役のために病気と闘い克服したことや、華やかな世界の中にも地道な努力を大事にしていることなどを話し、「ジムに通いスタイルを維持することは当然のこととして、食生活にも十分気をつけている」と努力の大切さを強調。
また、前田さんは「服のセンスを磨くなど普段からおしゃれに気を遣っている。最近、ネイリストの資格を取得した」と報告した。人気の2人に会場からは多くの質問が投げかけられた。
高橋さんは「諦めなければ必ず夢はかなう」、前田さんは「好きなことをぜひ職業として選んでほしい」と述べ、それぞれ生徒たちにエールを送った。