園児たち海の幸に歓声/あけぼの保育園
大浦湾でアーサ収穫
社会福祉法人「あけぼの保育園」(下地ヨシ園長)は宮古島漁協(粟國雅博組合長)と西原アーサ生産組合(池田博次代表)の協力を得て1日午後、平良大浦湾で養殖アーサ(和名ヒトエグサ)収穫体験を実施した。園児30人とその家族が参加。網にびっしりと育つアーサを素手で摘み取り「いっぱいだ」と歓声を上げていた。収穫後、島とうふの具の入ったアーサ汁が振る舞われ「おいしい」と舌鼓を打っていた。
この日の午後は細かい雨が降った。参加者らは、帽子を被って体験に臨んだ。
下地園長は「きょうは旧正2日。海の幸のアーサを楽しく収穫して感謝してください」と激励した。
池田代表は収穫方法を説明した上で「安全が第一。家族でたくさん摘み取り、手土産に持ち帰ってほしい」と語った。
この後、参加者らは、ビニール袋やアルミ製の容器など手にアーサ収穫に挑戦。鉄筋の支柱に張られた養殖網は干潮のために海上に露出。四方から摘み取り合戦を繰り広げた。子供の中には網の下にくぐり、手早く取る人もいた。
砂川敦子さん(32)は結愛さん(8)とこじろう君(5)の3人で参加。「養殖アーサの収穫は初めて。家族にとっては初物なので、夕食はアーサ汁で家族団らんを楽しみたい」と笑顔で話した。