火元に気をつけてね/市防火委啓蒙活動
園児たちがチラシ配布
防火防災の普及に努める幼年・少年防火クラブなどで構成する市防火委員会(新城久恵会長)は13日、市内の大型スーパーなどで啓蒙活動を実施した。園児たちが「火入れの場合は消防に届け出を」「たばこのポイ捨ては絶対にしない」などと書かれたチラシを配布し、火元や火の取り扱いに注意を呼び掛けた。
このうち、タウンプラザかねひで宮古店でのチラシ配布には、おおぞら南保育園の園児12人が参加。
背中に「防火」と書かれた法被を着て、「おねがいしまーす」「注意してくださーい」と元気な声を張り上げて買い物客らに手渡した。
市では昨年12月から今年1月中旬にかけて、城辺や平良で収穫前のサトウキビ畑が燃える不審火が相次いで発生。また、キビ収穫後の枯れ葉を焼却する際、隣の畑に飛び火した火災も発生している。
この日の啓蒙活動は、こういった不審火や無届け火入れに注意を喚起し、市民の火災への防火意識を高めようと実施した。
同クラブの新城会長は「空気が乾燥するこの時期は火の取り扱いに十分気を付けてほしい。旧十六日祭に先祖の墓などで紙銭を焼く際には、飛び火に注意するとともに家族で防火について語る機会にしてほしい」と呼び掛けた。