島シャツの魅力紹介/地域雇用創造協
宮古空港で成果品展示
宮古島地域雇用創造協議会(会長・長濱政治副市長)の島シャツ商品化販路開拓事業の一環で成果品展示会が21日から宮古空港で始まった。23日まで。展示会では宮古上布の材料である苧麻を用いた島シャツが展示され今後、夏の定番アイテムとしての商品化に向けてその魅力を市民や観光客にアピールする。また、期間中に商品開発に活用するためのアンケート調査も行う予定だ。
オープニングセレモニーで、同協議会の砂川恵助理事は「宮古島ブランドとして島シャツが島内外に認知されるためこれからも取り組みを続けていく。今回の展示会でその魅力をアピールし今後、さらに素晴らしい商品を開発するためにしっかり取り組んでいきたい」と意気込みを示した。
展示されている商品は、苧麻と綿を混ぜたジーンズや苧麻20%と80%のシルクの混紡糸によるワンピースなど10点で、一部には宮古上布の生地も一部活用されている。
商品化に向けては、その工程のほとんどを機械で行うことによりコストダウンを図り、新たな技術開発や商品化によるビジネススタイルの構築を図りながら宮古島ブランドの確立をも目指している。
展示されている涼しげな商品に訪れた人たちは、生地の肌触りなどを確認しながら一つ一つの商品に見入っていた。
この取り組みは、苧麻を活用した波及効果として、紡糸原料の買い取りによる生産者離れの解消、生産量の拡大や伝統工芸品の付加価値の向上など、地域の観光振興や雇用創出につなげるための活動として展開している。