減塩で高血圧予防
健康料理教室開く/食改推進員協など主催
生活習慣病を予防する健康料理教室(主催・市食生活改善推進員協議会、市生活環境部健康増進課)が22日、市下地保健福祉センターであった。減塩と野菜摂取で高血圧や動脈硬化を防ぐ目的で全国展開されている「ヘルスメイトが繋ぐパートナーシップ事業」の一環。同教室は「毎日あと一皿の野菜を食べよう」などをテーマに行った。
健康料理教室には、宮古地区JA女性部員らが参加。野菜中心の塩分控えめの料理を習った。
「TUNAGU(繋ぐ)」事業は、長寿県長野の健康づくりに、食生活改善推進員による減塩活動が大きく寄与していることを手本にした。
メニューは「鶏のカリカリ焼きサラダ仕立て」など3品。作り方は食改協のリーダーらが手ほどきした。
3品とも塩分を少なくしたが、サンショウやユズコショウなどの香辛料を使い、食欲をそそるように工夫した。野菜には体内の余分なナトリウムを排出し、血圧の上昇を防ぐ働きがある。
成人の1日当たり塩分摂取目標は8㌘以下、野菜は350㌘を示している。
参加した38歳の主婦は「しっかり勉強して、家庭でも作り家族の健康に役立てたい」と笑顔だった。
昼食は出来立ての料理を囲み、団らんの一時を過ごした。
午後からは食改推進員の宮城好子さん、外間千枝子さん、前泊千秋さんらが健康講話を行った。