社会・全般
2014年3月9日(日)9:00
三線の調弦を学ぶ/青少年の家主催
親子教室 講師は安慶田所長
宮古青少年の家(安慶田昌宏所長)の主催事業「親子三線教室」の2回目は8日、「三線の音だし」を行った。講師は安慶田所長。親子が第1回教室で作った三線の調弦の仕方などを学んだ。
安慶田所長は調弦に先立って、三線が庶民に普及した歴史の経緯や、宮古民謡の中には人頭税制を背景に作られた歌が多いことなどを話した。
同教室は参加者たちが「豊年の歌」を弾き歌えるまでになれることを目標に取り組む。
第1回では奧濱実さんを講師に三線を組み立てて、胴体に色を塗ったり、絵を描いたりして個性的な三線を作った。
垣花拓省君は「ドラゴンを描き(自分の考えで)羽も付けた」と話し、出来栄えに満足そうだった。
奥原里江さんは夫の浩二さんと子供2人の家族4人で参加。「親子の工作は家庭では経験できない。家族でモノづくりを頑張った。今後もこういう機会があれば参加したい」と話した。
同教室は三線づくりに挑戦することで、親子の会話を増し絆を深めるとともに、郷土の文化に興味関心を持たせる心を育む目的で開催している。