まとめ買いの需要増/家電買い替える市民も
市内スーパー
4月1日から消費税が8%に上がる。週末のスーパーや家電店は現行税率のうちに商品を買い求めようとする市民でにぎわいを見せた。市内各スーパーは「まとめ買い」セールを実施するなどして駆け込み需要に対応。値札の張り替え準備を含めて、1日の消費税増税に備えている。
消費増税は1997年4月に3%から現行の5%に引き上げられて以来、17年ぶり2回目となる。
この増税を前に、宮古島市でも駆け込み需要が上向いている。月末に向けてさらに勢いを増しそうだ。
週末の29日、市内のスーパーには朝から多くの市民が来店し、まとめ買いの対象品をはじめ各商品の品定めをしながら次々と買い物かごに入れていた。
家電店も多くの人出でにぎわい、中には「この機会に」と高価なテレビや冷蔵庫を買う人もいた。
そのほか、ディスカウントショップなどにも終日多くの市民が足を運んだ。
スーパーで買い物をしていた45歳男性は「増税はあまり実感がなかったが(まとめ買い)のチラシなどを見ると、ああ来月から上がるんだなあと思う」と納得した様子。「税は上げてほしくはないが、仕方ない部分もある」と話した。
55歳の女性は「消費税が上がる前に買っておけるものは買わないとね」と話してカートにいくつもの商品を次々に投入した。「8%は大きな増税で4月以降の負担は気になる。節約を心掛けたい」と話していた。