頭上に輝け花冠/保育士30人が手作り
トライアスロン大会
きょう20日に開催される第30回全日本トライアスロン宮古島大会に向け、毎年恒例となっている上位100人に贈られる花冠の手作り作業が19日午後、市総合体育館で行われた。市内の法人保育園で働く保育士約30人がボランティアで参加し、シダにスターチスの花を編み込む花冠約100個を丁寧に作り上げた。今年で30年の歴史を刻む今年の大会に出場する全選手の完走と健闘を願い花冠を完成させた。
この日完成した花冠は、トライアスロンの3種目200・195㌔を完走した選手のうち、上位100人に贈られる。ゴール後、選手たちの頭上に輝いて「強人」の称号となる貴重な贈り物だ。
過去には完走者全員分の花冠を作っていたが、近年はシダの不足で100個に限定されている。
第30回大会用の花冠づくりには、市内10カ所の保育園から約30人が参加した。何度も参加している人は手際よく作業を進め、初めての参加者にも丁寧に作り方を教えていた。
参加者たちはシダをきっちりと編み込みながらピンク、黄色、紫のスターチスの花も一緒に編み込み、それぞれが世界に一つの花冠を作り上げていた。
みつば保育園の垣花昭子さんは20回以上花冠づくりに参加。「今年は30回目の節目の大会。私たちが一生懸命に作ったこの花冠を目指して選手たちにはぜひ100番以内のゴールを目指してほしい」と笑顔で話した。
2回目の参加という東保育所の伊志嶺幸代さんは「まだ慣れないので一つ作るのに30分くらいかかってしまう。でも、その分の思いが込められている。選手の皆さんには宮古島の美しい自然を楽しみながら感動のゴールを目指して頑張ってほしい」とエールを送った。