「池間島ガイドマップ」発行/いけま福祉支援セ
行事や名所など満載
池間島おこしの一環で、いけま福祉支援センター(前泊博美理事長)はこのほど、ミャークヅツ(宮古節)などの年中行事や観光名所、魚介類、野鳥などのカラー写真を満載した「池間島ガイドマップ」を3000部制作・発行した。市民や観光客に無料で提供される。20日、前泊理事長らが市役所平良庁舎に下地敏彦市長を表敬訪問し発刊を報告した。日本財団の助成を受けて初めて発行した。
前泊理事長は「池間島で過去3年で民泊・修学旅行団体の受け入れで合計3700万円の収入効果があった」と語った。
下地市長は「素晴らしい活動」と高く評価した。
同センターは、地元の方言で「アマイ・ウムクトゥ」を推進。大意は「島で生きてきた高齢者の生きる知恵、生きる力、生きる思想」。
前泊理事長は「高齢者は宝。高齢者の活用で活性化に取り組んでいる。持続可能な発展のためにも『池間島ガイドマップ』を作った」と語った。
その上で「たくさんの写真があり、『暮らし資料館』としてパネル写真展を常設したい。池間漁港そばにある宮古島市の施設『八重干瀬(やびじ)センター』を観光拠点にし、施設の2階を『暮らし資料館』に活用できれば」と要望した。
下地市長は「八重干瀬センターを観光拠点にし、一緒に活用できないかどうか考えてみたい。市役所1階ロビーを使って四季折々のパネル写真展をやっては」とアドバイスした。
「池間島ガイドマップ」の集落地図にはオハルズ御嶽(大主神社)や池間遠見台などを載せ、昔から呼ばれている地域名も表記されている。
同島の北方の海域に広がる八重干瀬は名称を付して地図で紹介し、貴重な資料の一つとなっている。
問い合わせは、いけま福祉支援センター(電話75・2870)へ。