04/12
2025
Sat
旧暦:3月14日 仏滅 庚 
社会・全般
2014年5月22日(木)9:00

初給料で母校に恩返し/特支学校卒の平良君

パン160個プレゼント


初給料で母校にパン160個をプレゼントした平良君(左)。右は生徒を代表して受け取った沼田貴吉君=21日、宮古特別支援学校

初給料で母校にパン160個をプレゼントした平良君(左)。右は生徒を代表して受け取った沼田貴吉君=21日、宮古特別支援学校

 宮古特別支援学校を今年3月に卒業した平良雄飛君(18)は21日、母校にパン160個をプレゼントした。平良君は、パン製造の技術などを学ぶ就労継続支援事業所「アダナス」で働いている。平良君が「初めて給料をもらいました。私がつくったおいしいパンを食べてください」と手渡すと、後輩たちは「ありがとうございます」と大喜びだった。

 パンのプレゼントは、平良君が中等部1年から高等部3年までの6年間世話になった母校に、何か恩返しができないかと考えたことがきっかけ。

 家族で相談し、自分でつくっているパンを食べてもらうことが一番だと思った。

 パンは平良君が好きなメロンパンにし、表面はピンク色にしてお祝いムードを演出。透明な袋に包んで「ありがとうゆうひ」と書いたラベルを張った。

 同校で行われた贈呈式で生徒会長の比良麻里子さん(高等部3年)は「初めての給料でおいしいパンを持って来てくれてありがとう。みんなでおいしくいただきます」と礼を述べた。

 喜久山強校長は「平良君は毎日、仕事に頑張っている。パンのプレゼントは、皆さんが何事にも頑張ってほしいという応援の気持ちが込められている」と話した。

 生徒たちと職員にパンが配られると「おいしそう」「平良君ありがとう」「これからも仕事頑張ってね」などと感謝の言葉が広がった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月11日(金)9:00
9:00

安全利用向け協力を

重点区域追加で説明会/パイナガマビーチ   市港湾課(長濱正人課長)は10日、遊泳者の安全確保のため5月1日からパイナガマビーチを水上バイク等事故防止重点区域に指定することに係る利用者説明会を平良港ターミナルビルで行った。マリン関係事業者など約20人…

2025年4月10日(木)9:00
9:00

登録地域法人に認定/観光協会

国からの支援豊富に   宮古島観光協会(吉井良介会長)の役員らが9日、市役所で嘉数登市長に「登録観光地域づくり法人(登録DMO)」に追加認定されたことを報告した。観光庁をはじめとした関係省庁による各種支援メニューが受けられる。嘉数市長は「宮古島観光の…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!