社会・全般
2014年8月12日(火)9:00
「来年も来てください」/旧盆送り日
先祖を送り出す
旧盆最終日の10日は、先祖の霊を後世に送り出す「送り日」。各家々には親族が集まり、先祖を見送りながら向こう一年の無病息災を願った。
送り日は、旧盆初日に迎えた先祖を盛大にもてなして後世に送り出す行事。
仏壇には酒や果物などごちそうを供える。夜になると、庭先や道端で手を合わせて先祖の霊を見送る姿が宮古各地で見られた。
上野宮国の砂川功さん宅には子や孫、本土から親戚らが集まり、にぎやかに先祖の霊を見送った。妻のサダさんは「3日間、お供えして先祖をもてなした。親せき一同の向こう一年間の健康と子供たちの元気な成長を祈った」と笑顔を見せた。
午後九時ごろからパイナップルやごちそうを供え、家族全員が手を合わせて先祖を見送った。