平良氏の叙勲たたえる
教え子ら、米寿祝いも
鏡原小学校の校長などを歴任した平良友助さん(88)の功績を称える「米寿・高齢者叙勲受章祝宴会」が1日、市内のホテルで行われた。会には子や孫、教え子、教育関係者らが多数詰め掛け、宮古の教育振興のために34年間尽力し、その実績が認められて7月1日に瑞宝双光章を受章した平良さんの功績をたたえた。
叙勲受章と米寿を盛大に祝ってもらったことについて、平良さんは「34年間の教育活動が認められ、こうして盛大に祝ってもらってありがたいしとてもうれしい」と笑顔で話した。
会では、出席者を代表して前里光邦さんが「友助先生は長年にわたり宮古の教育発展のために尽力し有能な人材を育成してきた。教え子たちは各方面で活躍し地域社会の発展に貢献している。多くの実績を残した先生の叙勲受章をみんなで盛大に祝おう」とあいさつした。
平良さんは、1926年6月18日生まれ。城辺字福里出身。沖縄師範学校を終戦の年に卒業。1953年に城辺小学校教諭に採用され、福嶺中、城辺小、平良第一小、池間小などで勤務。宮島小学校と鏡原小学校では校長として勤務し、宮古の教育振興発展に貢献した。
会場では各種余興が行われたほか、孫代表らからの花束贈呈も行われ、米寿を迎えた平良さんのこれまでの功績をたたえるとともにさらなる健康長寿を願った。