11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
社会・全般
2014年11月13日(木)9:00

釣り用重り、海底で回収/宮古島マリンリゾート協

ダイビング用のウエートに再利用


海底から回収した釣り用の重りをリサイクルした「エコウエート」を持つ新村代表理事=12日、宮古島マリンリゾート協同組合

海底から回収した釣り用の重りをリサイクルした「エコウエート」を持つ新村代表理事=12日、宮古島マリンリゾート協同組合

 海底から回収した釣り用の重りが大変身-。宮古島マリンリゾート協同組合(新村一広代表理事)では海底清掃活動で拾い集めた大量の釣り用の重りをリサイクルしてダイビング用のウエートに加工し販売することを12日の会見で発表した。

 新村代表理事は「海底から大量の釣り用の重りが回収できたので、それをリサイクルしてダイビング用の『エコウエート』として販売することにした。これからも海底清掃を続けていく予定なので、販売した収益の一部は清掃活動に役立てたい」と話した。

 同協同組合では、県サンゴ礁保全推進協議会による「サウジアラムコ沖縄サンゴ礁保全活動支援基金助成金」を活用し、昨年10月から今年6月にかけて宮古海域の海底清掃活動を延べ20人のダイバーで5回実施した。

 その中で、伊良部島白鳥崎の沖合20㍍の海域で大量の釣り用の重りが見つかり、今回の清掃活動で約150㌔を引き揚げた。その他の地域で回収した重りを含めた約190㌔を「エコウエート」として販売を予定している。

 新村代表理事は「白鳥崎には潮の流れの影響か分からないが釣り用の重りが一カ所に大量に集まっていた。この海域にはまだまだあるので今後回収したい」と述べた。

 「エコウエート」の価格は1㌔が税別で1500円、2㌔が3000円。予約で購入する場合は有料でネーム入りにできる。購入についての問い合わせは新村代表理事(090・3196・9027)まで。

 今回の5回の海底清掃では、重りのほかに釣り糸が27・5㌔、空き缶2・4㌔、鉄くず0・4㌔などを回収した。

 「サウジアラムコ助成金」とは、サウジアラビア国営石油会社が沖縄に進出した際に沖縄のサンゴ礁保全活動を支援する目的に設立した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!