伝統を重んじ観客魅了
宮古民謡の夕べ開催
宮古民謡保存協会(久貝哲雄会長)主催の第19回宮古民謡の夕べが16日、マティダ市民劇場で行われた。宮古民謡の伝統を重んじた歌・三線・箏・太鼓、洗練された踊りの魅力で観客を魅了した。
舞台は、祝賀舞踊「とうがにあやぐ」「大世栄」で幕開けした。同協会の会員らによる重厚な大演奏をバックに久田流家元久田多嘉子研究所の踊り手たちが洗練された舞を演じた。
6月に開催された第21回宮古民謡コンクールで新人・優秀・最高部門に合格した出演者らが、日頃の鍛錬の成果を繰り広げた。観客らは、レベルの高さに感動した様子で拍手を送っていた。
舞踊では、久田流池間澄舞踊研究所、久田流澄の会池田千香子舞踊研究所、久田流根間幸子舞踊研究所が華やかな雰囲気に盛り上げた。箏は琉球箏曲興陽会宮古支部が奏でた。
斉唱で出演した平良重信民謡研究所、砂川次郎民謡研究所、平良美枝子民謡研究所、下里和子民謡研究所、喜屋武稔民謡研究所、同協会八重山支部が花を添えた。
また砂川美佐子民謡研究所、仲宗根玄雅三線教室、浜川孝之民謡研究所、かきのはな民謡研究所、久貝哲雄民謡研究所が、息の合った斉唱で観客の視線を引きつけた。