創立50年「スタート元年」強調 宮古島観光協会
記念式典・祝賀会催す
宮古島観光協会の創立50周年記念式典と祝賀会が21日、市内ホテルで開催された。島内外から観光業界関係者の多数が出席して創立50周年の節目を祝った。豊見山健児会長は「新たなスタート元年」と強調。宮古観光の一層の振興に全力で取り組む決意を示した。
観光協会は1964年7月、「宮古観光協会」として設立された。初代会長に就いたのは当時平良市長の真栄城徳松氏。その後平良重信氏、平良玄勝氏、豊見山明文氏、上地安増氏、藤村明憲氏が引き継いだ。]
2009年5月に「社団法人宮古島観光協会」、14年4月には「一般社団法人宮古島観光協会」にそれぞれ名称を変更した。
設立から50年、歴代会長を中心とする官民一体の誘客運動で宮古観光は発展を遂げてきた。東京―宮古直行便や新たな航空会社による那覇―宮古線の就航などもあって観光客は上昇、2010年度には40万人を達成するまでに至った。
記念式典では、これらの歴史を振り返りながらさらなる飛躍を誓い合った。
豊見山会長は「(来年1月開通の)伊良部大橋が偶然にも50周年の節目の年と重なった。半世紀の歴史を礎にしながら、さらなる宮古観光の飛躍を目指す新たなスタート元年とし、今後も宮古圏域のリーディング産業として、観光産業の振興および人材育成、地域の活性化に努める」などと力強い決意を語った。
下地敏彦市長は創立50周年を祝し、「来年1月には伊良部大橋が開通し、伊良部島民の生活環境は劇的に改善され、住民福祉の増進のみならず、観光資源としても大いに活用できる」と話し、一層の観光振興に期待を込めた。
仲井真弘多知事(代読)、沖縄観光コンベンションビューローの上原良幸会長も来賓祝辞を述べ、宮古島観光協会の創立50年を祝福した。
この後、宮古観光の振興に尽力した日本航空、全日本空輸、日本トランスオーシャン航空、OTSパートナーズネットワークをはじめ歴代会長の上地氏と藤村氏、宿泊関係では宮古島東急リゾート、ユニマットプレシャスに感謝状を贈呈してその功労をたたえた。
式典後は盛大な祝賀会が催された。参加者は観光協会50年の歩みを振り返りながら懇談を深めた。