長年のお世話に感謝/伊良部中生徒会
「はやて」「宮古フェリー」に
31日の伊良部大橋開通に伴い、2月1日から伊良部-宮古本島間の一般旅客定期航路事業が終了することを控え、伊良部中学校の生徒会長の上里梨緒さん(2年)らは21日、佐良浜に本社がある「はやて」(川平三秀代表)と平良港ターミナルビル内にある「宮古フェリー」(新垣盛雄代表)を訪ね、「長い間お世話になりました」と書かれた手書きの横断幕と全校生徒74人のメッセージが寄せ書き
された色紙3枚をそれぞれ寄贈した。
2社の贈呈式で、上里さんは「中体連などのスポーツ大会に参加する時、船に乗った際に船員さんたちが『頑張って、優勝して来いよ』と励ましてくれたり、大会を終えて帰る船の中では『お疲れさま。どうだった?』など、ねぎらいの言葉を掛けてもらった。私たちは、その言葉にとても勇気づけられました。これまで伊良部中が頑張ってこれたのも、皆さんのおかげです」と礼を語った。
副会長の国吉華優さん、島袋陸斗君が同席した。
平良満洋校長は、これまでの親切な対応に感謝した。
川平代表は「皆さんを安全に運ぶのが使命である。長年無事故で全うできた」と述べ、31日の最終便を見据えて気持ちを引き締めた。
新垣代表は「(運航は)あと10日残っている。最後まで無事に任務を果たす」と意気込みを語った。