大橋実現に万歳三唱/沖縄伊良部島郷友会
500人集い盛大に敬老会
【那覇支社】沖縄伊良部島郷友会(島尻忠明会長)の敬老会が22日、宜野湾市内のホテルで催され、70歳以上の高齢者の長寿と健康を願い約500人の郷友らが出席した。1956(昭和31)年の初開催以来、今年で60回の節目を迎えた。
島尻会長は「諸先輩方が築き上げた礎を胸に刻み、しっかり受け継いでいきたい。健康第一に今後も我々後輩を指導してほしい」とあいさつ。伊良部大橋の実現を祝し、出席者全員で万歳を三唱した。下地敏彦宮古島市長のメッセージも読み上げられた。
在沖の伊良部・仲地・長浜・佐和田・国仲・池間添・前里添の7支部の1946(昭和21)年生まれの新たな敬老者・男女計92人のうち、出席者の一人ひとりが各支部長から紹介され、代表して前里添支部の譜久島哲三さんが謝辞を述べた。
会場内では杯を交わして互いの旧交を温めたり、敬老者の子や孫の3世代家族で祝福し合う光景も見られるなど、終始和やかな雰囲気に包まれた。
舞台では各支部から「かぎやで風」の琉舞や日舞、フラダンスなどの多彩な演目が披露され、祝いを盛り上げた。出席者全員による賑やかなカチャーシーでフィナーレを飾った。
開会前に宮古テレビ提供の伊良部大橋開通式がビデオ上映され、会場には宮古毎日新聞などの掲載記事もパネル展示された。
同郷友会では今年度の行事として、7月にグラウンドゴルフ大会とバレーボール大会、8月16日に同郷友会共同墓地での合同慰霊祭、11月15日に大運動会などを開催する予定。