生徒たちの商品開発支援/パラダイスプラン
宮総実に雪塩40㌔を贈呈
パラダイスプラン(西里長治社長)は22日、宮古総合実業高校(具志堅三男校長)で、食と環境科フードクリエートコースに雪塩約40㌔を贈呈した。同社からの雪塩贈呈は2013年からで、同コースの生徒たちに「商品化できる製品を開発してほしい」と支援をしている。
パラダイスプランの上原良美常勤監査役と宮古営業所の久貝和史さんが贈った。贈呈式にはフードクリエートコース長の五十嵐康二教諭が同席した。
贈呈を受けた同コースの生徒を代表して根間塁君(3年)が「雪塩の贈呈ありがとう。これまでの商品にも雪塩を使用し、新製品開発にも使用したい。商品化できる製品になるよう頑張る」と述べた。
具志堅校長は「本校の生徒たちに、昨年に引き続きの支援、贈呈に感謝する。雪塩を使用した新しい製品開発に取り組み、研究成果を地域や県、日本の水産業発展などに生かしていきたい」と礼を述べた。
上原監査役は「雪塩を使って、若い柔軟な発想でいろいろな製品を開発してほしい。宮総実、地場産業から生まれたヒット商品が生まれ、社会に貢献できるよう期待している」と激励した。
雪塩を使用した課題研究製品(新商品)はこれまでにソデイカラー油、フィッシュカレー、ソデイカゲソ缶など7種類。今年度は商品化に向け、ソデイカラー油とフィッシュカレーの品質改良に取り組むとともに2種類の製品開発に取り組む。
ツナ缶、かまぼこやパンなどの実習製品も従来の塩から雪塩に切り替えて作っている。