マンション駐車場に不法投棄/平良東仲宗根
テレビやレンジ、洗濯機
平良東仲宗根にあるマンション駐車場で7日、テレビやレンジ、洗濯機の不法投棄が見つかった。この場所では以前からたびたび不法投棄が確認されているという。不法投棄した人が判明しなければ、土地の所有者が撤去、処理を行わなければならない。同マンションと土地の管理者は「これまでにも不法投棄は十回以上あり、撤去費用は数十万円かかっている。今後は監視カメラの設置を考える」と話している。市は県内で最も多かった不法投棄(一般廃棄物)の全てを撤去したと発表したばかり。関係者は「同じ事の繰り返しで、これでは不法投棄はいつまでも解決しない」と嘆いている。
不法投棄が見つかったのは丸勝マンション北側駐車場で、このマンションのごみ置き場の周辺。ごみ回収を委託されている民間業者が発見し、マンション管理者と市環境衛生課に連絡した。
捨てられていたのはテレビ4台、電子レンジ1台、洗濯機1台。いずれもリサイクルの対象で、本来なら所有者がリサイクル券を購入した上で、市クリーンセンターなどで処理しなければならない。
同マンションを管理する平良勝久さんによると、不法投棄した人を特定できずに、十回以上も自費で処理していると言い「誰かが捨てると後からどんどん捨てられる。もう限界で、監視カメラの設置など何らかの対策を考えなければならない」と話した。
不法投棄を見つけたごみ回収業者は「最近市が、不法投棄ゼロを宣言したばかりだが、市内にはこういった不法投棄はまだまだ多い」と語った。
廃棄物の投棄は法律(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第16条)により禁止されており、違反した場合は5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金またはその両方(廃掃法第25条第1項第14号)が科せられる。法人の場合はさらに厳しく、3億円以下の罰金となる。