「過度な飲酒はしない」/沖電離島カンパニー宮古支店
美ぎ酒飲み運動宣言文提出
沖縄電力離島カンパニー宮古支店(比嘉正市支店長)は9日、同支店で宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長に、関係会社から65人が参加し署名した「美ぎ酒飲み(かぎさきのみ)運動」宣言文を提出した。同運動の協定が締結されてから初の宣言文提出。宣言文には「過度の飲酒をせず、安全で安心して暮らせる宮古圏域実現を目指す」などと記されている。
前川会長は「この運動を宮古全域に広めていくためにも、一人一人の協力が必要、皆さんに協力をお願いする」とあいさつした。
比嘉支店長は「飲酒絡みの事件事故を減らさなければならない。このような運動で、酒の飲み方をよりスマートにすることで飲酒運転や酒による事件事故を減らしたい」と述べた。
宣言文の提出に先立ち、宮古島署生活安全課の長濱宏弥警部補が、パワーポイントを使用して、飲酒による各種事件事故を防止することが目的など「美ぎ酒飲み運動」の主旨を説明した。
また、2014年の飲酒運転や路上寝などの実態を示し、路上寝の訴えは人口千人当たりでは13件と県内では最も多い(総数は691件で4番目)。
宮古島署管内で14年に飲酒運転で検挙された者に同署がアンケートを実施した。回答した64人のうち、飲酒場所は「自宅」が17人と最も多く、次いで居酒屋、その他が14人だった。自宅での飲酒が多いことが特徴的で、酒が持ち出しやすいなど、宮古島署は少年飲酒を助長する可能性があると指摘した。
「美ぎ酒飲み運動」 過度な飲酒による各種事件事故を防止するために宮古島市、多良間村、市教育委員会、宮古島地区防犯協会、地区交通安全協会の6者が5月7日に協定を締結した。協定には、深酒による各種事件事故等の防止や事件事故などの実態に関する相互の情報提供などがうたわれている。