美ぎ島宮古島プレミアム商品券 約100店舗が参加/宮古島商工会議所
取扱店募集で説明会/セール実施など呼び掛け
地元消費による地域経済活性化を目的に宮古島商工会議所(下地義治会頭)が来月7日から発行する「美ぎ島宮古島プレミアム商品券」の取扱店募集説明会が16日、市中央公民館で行われた。市内の約100店舗から関係者が訪れ、登録申請方法や参加資格の説明に聞き入った。同会議所からは同商品券発行に伴うセールなどを各店舗が開催し、利用者が活用しやすいサービスの提供なども呼び掛けられた。
あいさつで砂川恵助専務理事は「このプレミアム商品券を活用することで、宮古島全体が元気になるような事業にしていきたいので皆さんの協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
同商品券の取扱店は、宮古島市内に店舗、事業所等を有する事業者に限定されるが、業務の内容が公序良俗に反する営業を行っている事業所などは除外される。
そのほか、厳守事項として商品券を現金化することはできない▽商品券額面に利用が満たない場合でも釣り銭は出ない▽利用期間を過ぎた商品券を受け取らない-などが説明された。
申込期間は、今月19日まで。取扱希望店は、募集要項に同意の上で「取扱店登録申請書兼誓約書」に必要事項を記入し、納税証明書・換金振込に使用する通帳のコピーを同封して同会議所に郵送か直接提出する。
参加者からは「この商品券を活用したセールなどのイベントの実施は可能か」との質問が出され、会議所側は「ぜひ、いろいろなサービスやセールを実施してほしいと思う。この商品券を購入した人が使いやすいように取り扱い店舗それぞれが独自のサービスを検討してほしい」と呼び掛けた。
発行される商品券の種類は、「普通プレミアム」、「指定特産品プレミアム」、「E3プレミアム」、「多子世帯プレミアム」の4種類で、それぞれ特典や条件が異なる。
「普通」は登録店舗で品目を限定せず使用できる商品券で、価格は5000円(500円券が13枚つづり)。この商品券では6500円分の買い物ができる。
「指定特産品」は、宮古島産のマンゴーと車エビ、宮古上布(宮古織り、島シャツ含む)購入専用の商品券を1万円(1000円券が14枚つづり)で販売し、この商品券では1万4000円分の買い物ができる。
「E3」はE3給油専用で、「多子世帯」は未成年の子供が3人以上いる世帯のみが購入できる。
「E3」、「多子世帯」とも商品券はそれぞれ5000円(500円券が14枚つづり)で販売され、この商品券では7000円分の買い物ができる。
また、「多子世帯」対象世帯には購入引換券となるはがきが送付される。
利用期間は、7月7日~12月31日まで。購入限度は各券種3万円までとなっている。
同事業は国の「地域住民生活等緊急支援のための交付金」の地域消費喚起・生活支援型予算を活用。補助金額は約1億3000万円で、商品券へのプレミアム上乗せ額約9000万円と券発行事務手数料などに充当される。