電線地中化で説明会/マクラム通り
県が関係者に概要紹介
県宮古土木事務所(小橋川透所長)の「マクラム通り線電線地中化事業説明会」が18日、県宮古合同庁舎で行われた。同通りに住む住民や事業所、店舗などの関係者が参加して県や沖縄電力から電線地中化事業の概要説明を受けた。
電線地中化の目的については、2003年に宮古島を襲った台風14号で多くの電柱が倒壊するなど大きな被害を受けたことから災害に強い市街地形成のほか、安全快適な通行空間や情報通信ネットワークの信頼性向上などが説明された。
そのメリットについては、災害時の避難活動や消防活動の妨害等を回避できるほか、災害によりケーブルの損壊が発生しても復旧が容易で、景観性の向上によるイメージアップなども示された。
また、これまでの電柱を用いた家屋への電力引き込み方式と、電線地中化による引き込み方式の違いについても沖縄電力の担当者が説明した。
そのほか、電線地中化の今後の工事スケジュールについて県は「今の用地取得状況からすると早ければ年明けの3月から工事に入れるのではないかと思っている。そこから3年程度をめどに工事を完了して、それから2年後ぐらいには車道部門の工事が完了できるのではないかと考えている」と述べた。