農産物を守ろう/就農青年クラブ協
防犯パトロール開始
宮古地区就農青年クラブ協議会(池村洋輝会長)主催の農業生産にかかる一斉防犯パトロールが25日、スタートした。出発式が県宮古合同庁舎前で行われ、同協議会ほか警察や防犯協会のメンバーが「農産物を守ろう」と一致団結。マンゴーなど宮古島の農産物を守る決意を新たにした。
このパトロールは、農業生産にかかる防犯意識の向上を図り、生産者が安心して農業生産に取り組める環境づくりを推進していくことが狙い。宮古島署と防犯協会が協力している。
出発式で池村会長は「マンゴーに限らず、野菜や農業資材を守るために、警察や防犯協会と連携してパトロールを実施したい。生産農家の皆さまの防犯意識を高めていくためにも共に頑張ろう」と呼び掛けた。
続いて宮古島署の瑞慶山力署長があいさつし、昨年はマンゴーの盗難に関する被害届がなかったことを報告。「これも皆さんのパトロールのおかげだ」と活動をたたえた。その上で「パトロールは時宜を得た取り組みであり、犯罪が発生しにくい社会環境の醸成にもつながる」と述べた。
宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長は「盗難はないことが当たり前。農家の皆さんが生産意欲を持てるよう防犯協会も一体となって取り組む」と話した。
この後、警察や防犯協会が防犯活動で使用するベストや帽子、青色回転灯を贈呈し、活動の一層の充実に期待を込めた。
全員でガンバロー三唱をした後、複数の車両に分かれてパトロールを開始。農産物が盗難に遭わないよう各地で防犯活動を行った。