サガリバナ開花、夜の花見
幻想的な雰囲気を演出/来月2日までライトアップ
第4回ライトアップ、「添道サガリバナ夜のお花見」(主催・宮古島環境クラブ)が26日、平良西仲宗根のサガリバナ群生地で行われた。同クラブは7月2日まで、午後7時30分から同9時30分の間、群生地でライトアップを行う。白からピンク色の花が、照明で浮き上がり、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
花の甘い香りの漂う中、参加した山下貴子さん(平良)は「サガリバナは好きな花。花見には毎年来ている」と、夜咲き、朝は散ってしまうサガリバナの花見を楽しんだ。
同クラブの下地邦輝会長は「多くの市民の皆さんが、夜の花見を楽しみながら宮古島の自然と環境に理解を深めてほしい」と話した。
また、この「夜の花見」を契機に、この群生地から新しい「宮古島の水文化の創造」を目指すとしている。
サガリバナ群生地には、市陸上競技場の駐車場から大野山林方面に向かい、「サガリバナ」と書かれた案内表示にしたがって行くと着く。
サガリバナ 奄美大島や沖縄のマングローブから、やや上流の河川湿地帯に自生する。夏の夕、下向きに咲く。サガリバナ目サガリバナ科サガリバナ属の熱帯性常緑高木。花には芳香がある。