宮古管内1600戸で停電
学校は休校、バス運休
台風9号の影響で宮古島地方は10日の午前7時ごろから各地で停電が発生した。沖縄電力宮古支店管内の停電戸数は、台風の返し風が吹き始めた10日の早朝ごろから増加し、午後4時に1600戸が停電となった。
沖縄電力では「風雨が収まり次第、直ちに本格的な屋外での復旧作業を開始するので理解と協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
台風の影響で宮古島市立の小中学校、県立の高等学校や特別支援学校などは休校となり、路線バスは宮古本島の宮古協栄バス、八千代バス、伊良部島の共和バスが終日運休となった。
一方で暴風警報の中、金融機関は通常通りの営業となった。沖縄銀行宮古支店では「本土の銀行とのやりとりもあるので、暴風警報が発令されていても通常通り営業はしている」と述べた。
市内の大型スーパーは、台風が接近した9日は午後9時までにすべての店舗が閉店。10日はマックスバリュ各店が午前9時から営業を再開。サンエー各店は午前11時から。タウンプラザかねひで宮古店は午後4時から営業を再開している。
いつもは観光客や車の往来の多い西里通りもこの日は1日閑散としていたが、風が少し弱まった夕方ごろから観光客が宿泊中のホテルから出てきて、開いている飲食店を探していた。