「入江老人友の会」大臣表彰/道路清掃や花植え活動
【那覇支社】「道路ふれあい月間」沖縄地方推進協議会(会長・久保田治沖縄総合事務局長)主催の2015年度道路愛護功労者表彰式が10日、那覇第2地方合同庁舎で行われ、団体の部で宮古島市の入江老人クラブ友の会(川満廣俊会長、会員39人)に国土交通大臣表彰の感謝状と記念品が贈られた。
受賞者を代表して、川満会長は「大臣表彰は夢にも思わなかったので、大変うれしい。この賞を励みに、これから先も美しい花をたくさん植えて、道路を通りかかる人や観光客に楽しく喜んでもらえるよう、地域とともに頑張っていきたい」とあいさつした。
入江老人友の会は「07年度から県道197、235号線で除草・清掃や花の植栽、かん水など道路植栽管理活動を実施。『地域をより良く』という目的を団体内で明確に共有し活動する。軽作業は当番制で行い、植栽では球根や挿し木で増やすなど、意欲的で自主的な取り組みが見られる」と高く評価された。
8月の同月間は、道路の役割や重要性を再認識して、道路愛護の普及、道路の正しい利用の啓発などを目的に、国土交通省と関係機関の主催で1958年から毎年実施される。
関連行事の大臣表彰では、道路交通の安全や道路の美化・清掃などに顕著な功績のあった団体・個人に感謝状を贈る。今年度の全国表彰には、同友の会を含む96団体と9人(県1人)を選定した。
主催者代表で柳橋則夫総合事務次長は「長年にわたる地域貢献の活動に、敬意を表し深く感謝する。今後とも道路を大切にした郷土愛を高め、道路愛護への変わらぬ理解と協力を願いたい」と述べた。