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2015年9月10日(木)9:05
八月踊りの成功を祈る/多良間
仲筋、塩川で「手始め祈願」
【多良間】「多良間島八月踊り」(パチュガツウガン)の成功を祈願する「手始め祈願」が5日、仲筋、塩川の両字拝所で行われた。関係者らが拝所周辺の清掃をしたり、神様に手を合わせたりして八月踊りの成功を祈願した。
今年の八月踊りは大型連休に当たる20日に仲筋、21日に塩川で行われる。22日の最終日は、両字がそれぞれ「別れ」と称して演目を演じる。
伊良皆光夫村長は「村を挙げての伝統行事の八月踊りが迎えられたことを、関係者の皆さんに感謝する。今年の八月踊りは大型連休になっているので、多くの観光客に見ていただきたい」と話した。
村内の宿泊施設は予約が殺到し、主要8カ所の宿泊施設は満室となっているという。
八月踊りは旧暦の8月8日から3日間の日程で行われる。初日は仲筋の土原御願所、2日目は塩川ピトゥマタ御願所でそれぞれ演じられる。「多良間島の豊年祭」という名称で、1976年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。